離婚・不貞のケース紹介
離婚交渉事例紹介
離婚交渉、公正証書
離婚交渉、公正証書による解決をした事例です。
結婚から約１０年の夫婦。
妻からの依頼を受けて、離婚交渉を進めました。
財産分与等が争点でした。
住宅ローン付きのマンションがあるケースで、妻は継続して居住を希望しています。
このような場合、調停や審判だと、オーバーローン物件について財産分与の対象にしにくいのですが、交渉でまとまる場合には、財産分与とすることもできます。
今回、交渉の結果、夫が住宅ローンを支払い続ける、マンションも妻に財産分与として渡す、という話まで持っていけたため、これも財産分与に含めました。
具体的には、マンションを財産分与の対象に含める、住宅ローンは夫が支払い続けるという条項の設定をしたほか、現時点では所有権移転の仮登記、住宅ローン完済時に本登記の移転、住宅ローンを妻が立て替えた場合の夫に対する求償権の条項、火災保険料を夫負担にし、責任もって更新すること、不動産取得税の夫負担、管理費等の夫負担の条項まで設定しています。
その他、慰謝料の分割払いの条項も入れています。
夫が会社経営者だった等の事情もあり、妻側に有利な公正証書の作成ができた事例です。
